コロニアル屋根塗装工事 是非のページ

コロニアル瓦屋根の欠点とは?

 
            外部防水と内外温度差&自然発生結露
        「外部から侵食して来る雨水を防ぐ外部防水塗装さえをしっかり行えば、家屋は守られて長持ちを
        する」、本質を語ったような防水塗装業者のセールストークですが、家屋とはそんなに単純なもの
        ではありません。然らば、何故、現在のハウスメーカー各社では気密性住宅や外断熱工法、壁内に
        通気層を持つ計画換気等が研究開発をされ、それら家屋が市場に続々と投入されているのか?
 
        総て、内外温度差で自然発生をしてしまう「結露」こそが家屋の老朽化・脆弱化・非衛生化の最大
        原因であることが阪神震災以降の検証からわかって来ているからです。
        「結露」の対策とは単純な外部防水のみでは解決しません。原因は「温度/温度差」だからです。
        そして「屋根」とは「風呂場」と並び家中で最も結露リスクの高い場所なのです。
 
 

↓当社の施工ではありません。

瓦同士隙間が5mm前後もあるセメン ト瓦

塗料で隙間を総て潰してしまった コロニアル

 これだけ瓦同士に隙間があれば雨水流水も健全性  ただでさえ通気隙間が狭くて苦しいカラーベスト・コ
 が維持され易く、瓦同士の隙間から通気も成されて  ロニアル瓦を外部防水念頭のみでブ厚く塗ってしま
 瓦裏側には比較的、結露も発生し難いのが特徴。  っているので瓦同士の隙間が全く存在せず、防水シ
 瓦そのものも一定厚みがあるので断熱性を持ち、  ートの上での問題とは言え本来、重なって隠れてい
 内外温度差による屋根野地板や防水シート周辺の  る部分にも流れるべき雨水も遮断密閉されてしまい
 自然発生結露は抑止され易い。但し重いので、  、時間が経つと滞留腐食に繋がる酷い塗り方。
 耐震上では不利なのが難点。これらの本瓦は、  瓦裏側に発生した結露も逃げられず裏側は害虫の
 出来るだけ塗る必要はありません。塗ると塗膜厚み  ふ化やカビ等の温床になり易くなる。
 で雨水流水経路も狂い、せっかくある隙間にも塗料  
 を詰めますので通気能力も落ちて不健全になります  
 
            洋風コロニアル瓦屋根の決定的な欠点とは?
        コロニアル瓦は軽量であるゆえ、近年( ここ約30年間 )では家屋の屋根瓦として最も多く使われて
        います。日本のような地震国ですと軽量故に家屋構造材への負担が柔らぎ耐震上有利だからです。
       
        しかしながら大きな欠点も有しています。それはコロニアル瓦屋根は天井裏に熱気が非常に
        籠り易いと云うことです。
 
        昔全盛だった日本独自のセメント瓦や焼き物瓦等の重量本瓦は、瓦直下に防水シートは全く
        敷かないか、敷いても通気性の良いものをせいぜい1枚のみ、もしくはお寺などでは通気性の良い
        杉の木のスライス等を防水シートとして敷いていたのです。

コロニアル屋根-野地板と防水シートの様子

本瓦-和風焼き物瓦

 上の写真は屋根のベースとなっているベニア板です  本瓦は重たく耐震上は不利ですが瓦同士には
 ベニアと言っても20mmの構造用合板です。  4ミリ前後の隙間が在り、更に瓦の裏側には防水
 この野地板の上に写真のように防水シートを敷くの  シートは敷いても通気性の良いものをせいぜい1枚
 ですが、コロニアル屋根ではこれを2〜3枚敷くのが  だけ、もしくは昭和40年代前半頃迄は全く敷かない
 一般的です。1枚目を敷いてホチキスで止めますと  こともあったのです。お寺などでは通気性の良い
 ホチキスの留め穴から雨水が入りますので、その上  杉の木のスライスを今でも敷いていますので、
 にもう1枚敷くのです。そしてやっとコロニアル瓦を  天井裏に熱気は籠り難く、結露発生は少ないので
 最後に葺きます。何枚もの防水シートで屋根全体を  日本のような高温多湿の環境でも構造木材が
 包みますので密閉で天井裏熱気は逃げ場が無く、  100年近くも持つのです。
 コロニアル屋根の中は1年中サウナ状態なのです。  

するとどうなるか?

            コロニアル瓦屋根は野地が腐食し易い

        防水シートで密閉されたコロニアル屋根は、逆説的に述べれば雨水は防水シートで防いでいる
        とも言えるのです。極言すれば一番外側のコロニアル瓦は意匠アクセサリー程度のニュアンス
        なのです。ですからコロニアル瓦自体の防水塗装等に気を使っても大きな意味は持たないのです。
 
        上の写真二枚は結露で腐食した野地板です。野地の腐食は北側に圧倒的に多く起こります。
        日本の家屋は何故か最も日当たりが悪く湿気の多い北側に風呂場や台所等の熱源が多くの場合
        置かれています。発生した熱は上に向かって上昇しますので風呂場や台所の直上の天井裏に
        熱気は最も多く滞留します。よってその部位の野地板が最も結露が出て腐り易いのです。
 
        一般に、昔からの本瓦に比べ、コロニアル瓦の野地板腐食リスクは三倍高いと云われています。
        腐食はしなくても長年の結露で防水シート前後にはカビや害虫が著しく繁殖しています。
        温度的には害虫や微生物の卵孵化に最適なのです。日射条件や棟換気条件にもよりますが、
        早いケースですと築後10年前後で北側風呂場上の下屋根が腐食するケースもあります。
 
 

 

                コロニアル瓦の欠点-その本質メカニズム
       カラーベスト・コロニアル瓦の屋根は昔の重たい本瓦のように、瓦と瓦の隙間が3mm〜5mmもあって
       充分な通気循環をしていた屋根とは異なり、瓦と瓦の隙間は僅か1mm前後しか無くピッタリとコロニアル瓦
       同士は密着するように重なって並んでいますので、新築時のこの状態で、 防水シート上の問題とは言え、
       かろうじて、やっと1mm前後の狭い隙間空間から息をしなくてはなりません。また、この狭い1mm前後の隙間
       空間からコロニアル重なり内部に流水した上部からの雨水流水が排出される構造のものもあります。
 
       これを厚く塗装してしまえば、この僅かな1mm前後の狭い隙間空間を塗料で潰してしまい、防水シート上での
       通気・雨水流水排出どちらも出来なくなります。 また、屋根の下、人間の活動するリビングや厨房、風呂場等では
       熱源があり絶えず膨大な量の熱が発生しています。極論で言えば人間が家屋の中にいるだけで熱は発生する
       のです。これらの熱は比重が空気より軽いので上へ向けて上 昇します。そうすると最後に行き着く先は 天井裏
       なのです。特に家屋の中で一番高い部位である2階の 天井裏に家屋中で発生した熱風空気は最終的には集ま
       ります。試しに真冬の2階屋根裏の中に一度入ってみると良いでしょう。真冬でもサウナ風呂のような暑さです。
       下部熱源発生の熱風空気は総て上部の2階屋根裏に最終的には 全部集まるのです。
                    
                凄まじい内部結露が瓦の裏側には継続的に 自然発生
       高温の熱風空気は2階屋根裏のコンパネベニア板で止まります。しかしコンパネベニア板の裏側にはもう コロニアル
       瓦用の防水シートが敷いてあり、その防水シートの上には コロニアル瓦が敷き詰められた冷たい外気のいる
       屋外なのです。当然、内部の高温の熱風空気と屋外外部の極めて冷たい冷気とが屋根を挟んでぶつかり合う
       わけですから、激しい温度差が発生して暖かい内部側に凄まじい湿気・結露が 自然発生します。この結露も特に
       内外温度差の激しくなる冬場の方が顕著に発生をします。これが20年近く続くと 野地板即ちコンパネベニアは主に
       北側半分の1/3程度が腐食してしまい、カビやノミ・ダニ等の害虫 や微生物のまさに温床と化しているのです。
       逆に言えば、コロニアル瓦屋根の瓦裏側は家屋では風呂場と並んで内部結露が最も 激しく発生する場所なのです。
 
 〜 瓦の裏側 結露発生のメカニズム (特に真冬の夜間) 〜

屋外↓↓↓ 冷たい外気 ↓↓↓屋外

 

カラーベスト・コロニアル瓦

←瓦同士の重なり隙間が狭く息が苦しく、
 

この部位に湿気・結露が発生する

  通気放出が難しい
  凄まじい内外温度差により防水シート前後 →

防水シート

←カラーベスト・コロニアルは瓦が薄いので
  に結露が継続的に発生している。

この部位に湿気・結露が発生する

  防水シートに依存をし厚めを2〜3枚敷く。
  20年でコンパネベニア板が1/4〜1/3腐る

野地板/コンパネ・ベニア板

  シートだけでも密閉度が高く通気放出難。
 

屋内↑↑↑   天井裏   ↑↑↑屋内

←熱風が最終的に集まる天井裏は、
 

屋内↑↑↑ 暖かい熱風暖気 ↑↑↑屋内

  常時サウナ風呂状態。
 

 

 
 

↑↑↑熱風空気は軽いので上昇↑↑↑

 
     
 

■暖房、風呂場、厨房等の熱源■

 
 
 

屋外↓↓↓ 冷たい外気 ↓↓↓屋外

 

昔からの重たい本瓦

←瓦同士の重なり隙間が広く、息がし易い
 

湿気・結露は発生するが緩和

  通気放出能力が高い。
  シート前後に結露は発生するが、瓦同士 →

防水シート

←厚い瓦そのものに防水を依存しているので
  の隙間から内外気循環が起こり緩和される。

湿気・結露は発生するが緩和

  防水シートは1枚程度しか敷かなかった。
  野地板の腐食は少ない。

野地板/コンパネ・ベニア板

  防水シートが通気放出を邪魔しない。
 

屋内↑↑↑   屋根裏   ↑↑↑屋内

←熱風は瓦隙間を目指して放出される。、
 

屋内↑↑↑ 暖かい熱風暖気 ↑↑↑屋内

 
 

 

 
 

↑↑↑熱風空気は軽いので上昇↑↑↑

 
     
 

■暖房、風呂場、厨房等の熱源■

 
 
                「カラーベスト・コロニアルを早く塗らないと水が染みて 屋根全体が腐る」、は信憑性が薄い
       家屋内部結露の弊害がハウスメーカーや建材メーカーで叫ばれ出したのは、未だここ10年前後のことですので、
       築20年のカラーベストを剥がしたら防水シートの下のコンパネベニア板が1/3も腐食していた、と言ったよくある
       現象も、外部防水だけが念頭の塗装・ペイント屋はカラーベストを塗装しないから防水が駄目で上から水が
       侵食して腐った、と主張傾向ですが、内部熱源発生熱風による内外温度差で自然発生する結露が原因、
       と言った本質論を理解している建築全般を見渡す業者は未だ少ない傾向なのです。
 
        但し、屋根はコロニアルであれ本瓦であれ、棟板金や端の防水スポンジ等の水切り施工が甘く、
        隅部分の一部のみが腐食するケースがあります。、これも特に北側等日当たりの悪い部分によく見られます。
 
        アドバンスペイントでは塗装足場時に屋根に精通した大工により格安でこれら劣化の点検を致しています。

 

結論

 

コロニアル瓦は塗った方がいいのか?

      ◎塗装屋   ⇒ 塗らないと表面が水を吸ってきて屋根全体が腐ってダメになる
      ◎建築大工  ⇒ 通気を潰して裏側が結露で腐って雨漏りの原因になるから塗らない方がいい
      ◎屋根瓦職人⇒ 20年も経てば瓦の下のコンパネベニアが結露で腐っているから総交換がいい
 
      どれにも真理は有り、利害背景もあります。家屋の構造、築年代・年数、
      日当たり環境、棟換気能力・結露抑止力、美観優先度、御客様-家屋メンテナンス維持計画、
      御予算等で塗るか塗らないかを判断・決定すべきであると思います。
 
    A.カラーベスト・コロニアル瓦の塗装については様々な説がありますが。結論だけを述べますと、
 
          ◎1. 基本は塗らないで済むものならば塗らない方が良い。
          ◎2. 築年数が15年を超えている場合では北側等には既に結露が出ているので
                塗っても塗らなくても変わらない。⇒塗っても新規影響は少ない
          ◎3. 一度塗ってしまっているカラーベスト・コロニアル瓦も◎2と同様である。

⇒塗っても新規影響は少ない

          ◎4. 塗る場合は瓦同士の隙間目切りが大切である。
          ◎5. 旧クボタ系コロニアル瓦アーバニーは表面模様の影響で密着信頼性が低い下地なので
                基本的には塗らない方が良い。どうしても塗る場合はクボタ推奨純正塗料が基本。
                もしくは2液性弱溶剤タイプなら喰い付くが水性はダメ。
                またアーバニーは隙間目切りも至難の工事になる。
          ◎6. 塗ることによるリスクと塗らないことによるリスクがあり、築年数が10〜12年前後では前者の
                リスクが大きく、築15年目以降からは塗っても塗らなくても野地板を含む屋根全体への影響
                は既に結露が出てしまっているので少なくなる。
          ◎7. 塗らないことが原因で屋根全体が外部浸水で腐食することはほとんど有り得ない。
          ◎8. 屋根全体が腐食をするのは内外温度差が原因の結露によるものが多い。
          ◎9. 端や棟板金廻り等が部分的浸水を起こして一部のみが腐食することは有る。
          ◎10. 棟換気系がしっかりしているコロニアル屋根ならば結露リスクも低いので塗っても大きな
                問題はほとんど起こり難く比較的衛生性も保たれる。
          ◎11. 瓦自体の吸水はまったく日の当たらない北側下屋等では20年間塗らないコロニアル瓦
                が粘土のように脆弱化することもあるが、そのような状態になる頃には野地板を含む
                屋根全体が既に湿気を含んで駄目になっている。
          ◎12. 塗ることは美観優先以外に大きな意味はほとんど無い。
 

〜 どうしても塗る場合 〜

         ◎1. 水性屋根塗料はあまり御勧めができない。(水性屋根塗料を厚く塗るのは愚の骨頂)
                ⇒化学反応硬化で固まる2液性弱溶剤型の方が密着信頼性が大幅に高く、現在では主流。
         ◎2. 塗った後、瓦同士の重なり空間確保、即ち隙間目切りは必項。
                ⇒単に防水念頭のみから厚く塗ってしまうと通気隙間を完璧に潰し、目切りもできない。
         ◎3. 高気密・外断熱・計画換気等の最先端家屋のカラーベスト・コロニアルはうかつには塗らず
                専門家の指示を仰ぐ。
         ◎4. シルバー色屋根塗料を塗ると熱反射効果により、夏場には家屋内部が2〜3℃涼しくなる。
         ◎5. 屋根用遮熱塗料を塗ると、また全く別の次元から大きな意義が在る。
               遮熱塗料の方が通常の塗料よりも耐候力が優れている。
 

そして

屋根メンテナンス&健全化のポイントは?

コロニアル屋根は瓦の塗装よりも棟換気系-天井裏熱気排出対策が重要

極言すれば、棟換気系がしっかりしていれば塗装でも何でも行っても構わない

      瓦そのものが面全体レベルで隙間から呼吸をしていた昔の本瓦とは異なり、洋風のコロニアル屋根
      とは面全体が防水シートで密閉されていますので天井裏の熱気は排出され難く、結露で早く腐食を
      し易いのです。屋根健全化のポイントは瓦の塗装もさることながら熱排出-結露対策なのです。
 
      これらコロニアル屋根の弊害を是正するために以下の装置がございます。
      本来は、これら天井裏熱対策-棟換気装置は昔の日本瓦では不要でしたがコロニアル瓦屋根には
      必要不可欠なのです。
 
      防水シートで密閉されてしまっているコロニアル屋根にこれら装置が無いと屋根全体が15年前後で
      結露腐食することがあるのです。逆にこれらの棟換気系対策がしっかり在るコロニアル屋根ならば
      塗っても大きな悪影響は少なく、軽量故の耐震性優位面のみを享受できるのです。

 

 

1.棟換気装置

最低限、付けて頂きたい装置です。天井裏の熱気を抜きます。

現在ではほとんどの家屋に新築時から付いています。

塗装足場時後付けですと材工7〜10万円程度で後付けが可能です。

 

2.ハト小屋

ハト小屋は容積の大きい高さのある切妻屋根や内部熱源の多いアパート等によく付いています。

普通の屋根には不要です。

 

3.切妻冷気導入口

これも在ると無いとでは大違いです。ここから冷気が入り、1.棟換気装置 から熱気が

抜ける自然対流が起り天井裏の換気が成されるのです。

 
 

 

4.軒天-冷気導入口

こちらも同様に冷気が入り、1.棟換気装置 から熱気が抜ける自然対流換気が起るのです。

塗装足場時後付けですと材工4〜10万円程度で4個〜8個の取り付けが可能です。

 

屋根については以下のページも御参照下さい。

 
            ■ 屋根葺き替え工事  メンテナンスフリーの理想的屋根 複層コンパネ断熱通気層工法
 
            ■ 屋根葺き替え工事 こだわりの焼き物日本瓦-日本の気候に合致した王道の屋根
 
            ■ 家屋健全化に貢献する棟換気系-内気循環 通気口工事
 
 

 
 

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